一方、地球規模で情報を共有し、共存して相互に幸福度を高めるグローバル化も存在する。地球のエネルギー資源や環境を考慮し、国家間の取引においても共存共栄を前提に働く人々や、対象国の人々が真の幸福や豊かさを共有できるシステム作り、企業の利益追求ではなく、社会貢献を目的とし、株主のためではなく、すべての人類のために貢献しようと考える企業によってなされるグローバル化である。日本が目指すべきグローバル化の方向はこちらである。
経営学の研究室です。 かつてドラッカーは、現代の日本に対して明治維新に匹敵するような大改革が必要だと述べていた。そして現在、その大改革が始まったと認識している。それも、ただの変化ではなく資本主義という体制の変化にもかかわるほどの大きな改革である。 日本だけの問題ではなく、この改革は全世界的な流れである。異常な格差社会、難民問題、先進国の民主主義も金による横暴の前になすすべもなく、すっかり汚されてしまった。このような時代に私たちはどのように対処し、どのような経営哲学を模索すればよいのだろうか。時代の大きな流れを歴史の中から読み取り、冷静に現実を受け止めるしかない。 研究室のボス
2019年9月24日火曜日
二つのグローバル化
グローバル化の定義については議論のあるところであるが、グローバル化には大きく分けて、二つの考え方がある。一つはアメリカが主導したグローバル化で、アメリカ化とも揶揄されるように、アメリカが世界一の経済大国としての地位を維持し、世界のリーダーであり続けるための政策としてのグローバル化である。これは規制緩和と、企業が何をしても許される全く自由な経済システムを構築し、だれも追いつくことができない巨大企業を創り上げ、アメリカ社会に富裕層を激増させた。強者・巨大企業と、弱者・中小企業が同じ条件でスタートラインからスタートすれば、弱者が負け、巨大企業が勝つのは当たり前である。それなのに敗者には自己責任として切り捨てられ、勝者にすべてを奪われてしまうグローバル化である。このグローバル化によって格差が広がり、日本においは、日本的経営が破壊され、グローバル言語、グローバル規則、そしてアメリカに世界中の余剰資金を集め、ドルに交換して世界中に投資を行い巨大資本のために利益を得るようなグローバル化である。
一方、地球規模で情報を共有し、共存して相互に幸福度を高めるグローバル化も存在する。地球のエネルギー資源や環境を考慮し、国家間の取引においても共存共栄を前提に働く人々や、対象国の人々が真の幸福や豊かさを共有できるシステム作り、企業の利益追求ではなく、社会貢献を目的とし、株主のためではなく、すべての人類のために貢献しようと考える企業によってなされるグローバル化である。日本が目指すべきグローバル化の方向はこちらである。
一方、地球規模で情報を共有し、共存して相互に幸福度を高めるグローバル化も存在する。地球のエネルギー資源や環境を考慮し、国家間の取引においても共存共栄を前提に働く人々や、対象国の人々が真の幸福や豊かさを共有できるシステム作り、企業の利益追求ではなく、社会貢献を目的とし、株主のためではなく、すべての人類のために貢献しようと考える企業によってなされるグローバル化である。日本が目指すべきグローバル化の方向はこちらである。
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