総合商社論
総合商社とは、製造業が生産した商品を消費者のもとへ届けるために流通機構に乗せ、あるいは顧客が必要とする商品を探し出し、配送を行う商業資本ではあるが、その規模と活動範囲は巨大で全世界に及んでいる。総合商社の活動を「原子力発電所から、インスタントラーメンまで」などといわれるが、専門商社と異なってあらゆるものを取り扱い、利益の出るところにはどこにでも進出することで知られている。日本の総合商社が、独特の形態であると言われるのは、後発資本主義国の未熟な製造業を、商業資本が流通面で補完する形で発展してきたことによるものである。政治中期、三井は工業化政策として王子製紙、鐘ヶ淵紡績、東芝などの製造業を積極的に育成したが、国内の市場では消費することができず、在庫の山となった。そこで、三井物産がこれらの製品を買い上げ、海外市場で売却に成功した。当時の日本の産業資本は、商社の力を借りなければ経営を続けることは出来なかった。こうして次第に総合商社の力が肥大化してきたのであった。先進資本主義国においてはこのようなことはなく、総合商社のようなシステムは不要であった。
総合商社はその後、多様な商品を国内外の市場で取引を行い、さらに資源開発、投資、金融事業など、その時代に即した発展を遂げてきた。
総合商社のランキング 売上収益ベース:2017年3月期決算IFRS
1
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丸紅
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7兆1288億円
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2
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三菱商事
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6兆4257億円
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3
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伊藤忠商事
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4兆8384億円
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4
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三井物産
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4兆3639億円
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5
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住友商事
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3兆9969億円
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6
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双日
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1兆5553億円
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総合商社総資産時価総額
1
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三菱商事
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16兆369億円4兆5396億円
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2
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三井物産
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11兆3066億円2兆8949億円
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3
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伊藤忠商事
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8兆6639億円3兆1689億円
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4
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住友商事
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7兆7706億円1兆9737億円
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5
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丸紅
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6兆8771億円1兆2073億円
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6
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豊田通商
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4兆3100億円1兆1347億円
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7
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双日
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2兆3503億円
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8
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兼松
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5198億円
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