2008年12月10日水曜日

グローバル化3

日本マネー


 日本の貿易黒字によるマネーは、アメリカに投資している。つまり、日本は毎年1000億ドルにもなった、貿易黒字の資金は日本国内には入ってこなくて、すべてアメリカに行ってしまった。日本人が一生懸命働いて、貯めたお金はアメリカ人のために使われている。日本の政府は毎年たくさんのアメリカ政府発行の国債を購入し、アメリカ経済を支えてきた。もし、アメリカの経済が悪化したら、一番のお得意さんであるアメリカは日本製品を買ってくれなくなる。そうしたら日本の経済は大不況になってしまうからである。もし、日本がアメリカに投資したマネーを回収したとすると、どうなるのか。アメリカの株が暴落して世界不況になる。日本はその責任を負うことが出来ない。もし回収したとしても日本は大インフレーションになるだけである。アメリカは借金国だからインフレーションになれば、借金が目減りして喜ぶだけである。ドル紙幣を大量に印刷して日本に返せば済むことなのだ。つまり日本はアメリカに投資した資金を引き上げることは出来ないのだ。名目的な経済大国、金持ちの国、日本なのだ。だから私達は世界第2位の経済大国といいながら、実際には世界で25番目くらいの生活しかしていないのだ。世界第2位の経済大国の国民は、自宅にプール、クルーザーは1・2台所有、別荘も何箇所かなければおかしい。グローバル化、第1弾は完全に日本の負けであった。

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